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返済不要の助成金。サポートとしてより良いお店づくりに役立てよう!

目次

お店の経営を勉強していて『助成金』のことを聞いたことはありませんか?助成金は返済不要のお金であるため、はじめて聞いた方は、「金融機関から借りるよりも助成金を申請すればいい。」と考えるでしょう。今回は、助成金の利用を検討するときに必要なことや、気をつけたいことについてお伝えします。

助成金の財源は雇用保険

「助成金は返済不要」とだけ聞くと、どんな人も利用したいと考えるでしょう。助成金といっても、さまざまな内容のものがあり、申請するためには条件があります。
助成金の利用を検討する前に、まずは助成金がどんなものなのかを知っておくことが大切です。

では、助成金とはなんなのでしょうか?

助成金の管轄は厚生労働省で、雇用の促進や労働環境の改善を支援することを目的としています。
助成金の最大のメリットは、ご存知のとおり『返済不要』ということです。デメリットは、申請をして実際に資金を取得するまで、時間がかかることです。場合によっては、1年ほど時間がかかることもあります。
財源は雇用保険となっているため、雇用保険の支払い状況や法律を守っていることも必要な条件です。

申請前にまずは目的を明確に!


助成金がどんなものなのか、大まかな内容がわかったと思います。
返済不要だからと助成金を申請したい気持ちはわかります。しかし、助成金にはさまざまな種類があるため、まずは「どんなことに助成金を使いたいのか?」目的をはっきりさせることが必要です。
なぜなら、助成金の内容によって、必要な条件が決まっており、条件にあてはまらなければ申請できないからです。
また、助成金は資金取得まで1年ほど時間がかかる場合があります。助成金をあてにしてしまうと、申請がおりなかった場合、資金繰りが悪化することも考えられますので注意してください。
あくまでも、助成金はサポート的な役割と捉えて、使えるものがあるかを検討した方がいいでしょう。

参考書籍:NO LIMIT(鈴木淳也、大河内隆広、西川礼一)『サロン成長戦略会議』株式会社髪書房,2017年

より良いお店づくりのきっかけにしよう

お店を経営していく上で、資金を調達するために利用できるものは利用した方がいいでしょう。しかし、助成金の性質上、資金繰りのあてにするのではなく、サポートとして捉えるようにしてください。

また、実際に申請をしなかったとしても、使用目的を考えることで、お店の体制や労働環境を見直すきっかけにはなります。より良いお店づくりのために、助成金を勉強してみてはいかがでしょうか。