経営やスタッフの教育などへ力を入れているのに、少しずつ売上が下がってきていると感じることはありませんか?スタッフ育成や集客など、さまざまなことに取組んでいても売上が減少しているのであれば、理由の分析が必要です。今回は、売上減少の理由を知って、経営者がすべきことについてお伝えします。
経営やスタッフ育成、そして、集客など、特に経営者になりたての方であれば、日々勉強し試行錯誤していることと思います。
しかし、どんなに頑張っても売上がだんだんと下がってきているのであれば、冷静に内容を検証し、今すべきことを考え見直す必要があるのです。
売上が下がる理由はさまざまですが、まずは理由を分析してみましょう。
売上が下がる大きな理由として、3つが考えられます。
スタッフが退職することは売上の減少に直結します。理由はご存知のとおり、退職したスタッフを指名していたお客さまの来店がなくなってしまうからです。
また、時代の流れで人口減少は避けられず、必然的にお店に来てくださるお客さまも減っています。
では、売上を上げるためには何が必要なのでしょうか?
売上を上げるためには、スタッフがお店を辞めないようにしたり、離店のお客さまを減らしたりするための対応が必要になります。
そして、売上を上げるためにもう1つ必要なのが、集客です。
「集客に力を入れるなんて当たり前のことだ。」と思われたかもしれません。また、集客は、スタッフそれぞれが頑張っていると感じている方も多いでしょう。
もちろん、スタッフがSNSやDMを行うなど、個人での集客も必要です。
しかし、それでも売上が減っているのであれば、集客の方法に課題があると考えられます。
サロンワークで活躍していたときは、自分のお客さまのことだけを考えていれば済んでいたかもしれませんが、経営者になったら考えを切り替え、お店全体で集客がどのようになっているのかを考える必要があるのです。
売上は何もしなければ自然に下がってしまいます。また、スタッフがそれぞれ集客を頑張っているからといって、売上が順調に上がるわけではないことを、しっかり理解しておいてください。
経営者がすべきこと。それは、スタッフの離職率を下げ、離店客を減らし、新規顧客を増やすことです。だからこそ、お店全体を把握して、経営者が集客に力を入れるように心がけましょう。
参考書籍:NO LIMIT(鈴木淳也、大河内隆広、西川礼一)『サロン成長戦略会議』株式会社髪書房,2017年