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経営戦略を素早く実行するためには?毎月の収支管理は月次試算で!

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自分のお店を持ったとき、新しいサービス導入や新店舗出店を検討するために必要なのが、『収支状況を把握していること』。お店を経営するためには、収支状況を正確に把握することはとても重要なのです。今回は、経営戦略を素早く実行するために、『やめた方がいい収支管理の方法』と、『必要な収支管理の方法』についてお伝えします。

通帳で収支管理はやめましょう



お店を経営するにあたり、初心者オーナーがやりがちな収支管理の方法は、何だと思いますか?
それは、
『通帳で管理すること』
通帳に日々のお店の売上を入金し、経費は通帳から引き落とされるため、通帳で管理する方が手間も時間もかからないと感じるかもしれません。
しかし、通帳で管理している場合、「今月は利益が出た」「今月は現金が足りない」と現金の動きに一喜一憂してしまうため、落ち着いて仕事ができないでしょう。
また、新しいサービスの導入や新規店舗出店などを検討したいとき、通帳で収支管理をしていると正確に収支状況を把握できないため、実行するのに時間がかかってしまいます。
では、どのように収支管理をしたらいいのでしょうか?

素早い経営戦略は毎月の収支確認

おススメの収支管理の方法は、『月次試算』です。
月次試算とは、1ヶ月単位で決算を組むこと。そうすることで、毎月の売上だけではなく、費用をきちんと把握できます。
『1ヶ月単位で決算を組む』と聞くと、「毎日仕事が忙しいのに時間が取れるわけがない」と感じた方が多いかもしれません。また、確定申告のときに決算を組むため、そのときにまとめて作成すればいいと考える方もいるでしょう。

しかし、お店の売上や費用の流れは、毎月、そして季節によって浮き沈みがあります。毎月の売上や費用、そして利益を把握することは、経営を的確に判断するためにとても重要なのです。
細かい経営状況を把握していれば、新しいサービスや新店舗出店など、素早い行動へと繋げられます。

参考書籍:NO LIMIT(鈴木淳也、大河内隆広、西川礼一)『サロン成長戦略会議』株式会社髪書房,2017年

月の状況を把握して着実に!

お店の経営を安定させ、新たな戦略を素早く実行するためには、通帳管理から月次試算へ移行することが大切です。
税理士先生にお願いしているのであれば、月次試算表を作成してもらえますから、確認してみてください。
そうではなく、自分で管理している場合は、会計ソフトで月次試算表を作成できますので、チャレンジしてみましょう。
最初は見慣れないかもしれませんが、少しずつ自分のお店の状況を把握してみてください。そして、着実に成長できるお店を目指しましょう。