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価格設定は3段階に、セットメニューで勝負しよう!

目次

前回は、メニューの数は3つの厳選されたものに絞るのが好ましい、という事をご説明しました。
では、価格はどの様に決めていくのが好ましいのでしょうか?
価格の設定をする上でも、『3』という数字が客単価を上げるために深い関わりがある様です。

一番選んでもらいたい価格のメニューを真ん中に設定しよう

例えばランチのメニューを選ぶ時、価格設定が2つしかないメニューと3つあるメニュー、どちらの方がお財布の紐は緩みやすいのか、見ていくことにします。

  • 1000円と800円のランチ
  • 1500円、1000円、800円の3つのランチ

さあ、どれが一番選びやすいメニューでしょうか?
1000円のランチと800円のランチを選ぼうとする時には、大抵の人は800円の方を選ぶのではないでしょうか?
一方、1500円、1000円、800円と3段階のメニューがあった場合には、大抵の人は1000円を選ぶ、という結果が出ています。
1000円と800円では安い方を選ぶのに、その上の価格設定がある事を知ると、「今日は1000円にしてみよう」と平均的な価格のものに「お得感」を感じるようになり、それを選択するようになるというのです。

そしてさらに言うならば、メニューはセット商品にして利益を出すように心がけましょう。
トリートメントやカラーは、原価率の高いメニューですよね。
反対に、カットは材料費がかからないため、これをセットにすることによって、利益が出るようになります。

こうして、関連性のあるものを組みあわせ、メニューにコンセプトを持たせておすすめしやすくするのです。
お客様にとっても、カットとカラー、そしてトリートメントがセットになっていれば、お得感が生まれ、心理的にも嬉しいものでしょう。

参考書籍:脱・職人経営

まとめ


この事から、どのようにメニューを設定すれば、こちらが意図したものを選択していただけるようになるかがもうお分かりでしょう。

  1. メニューは厳選されたものを3つ
  2. 価格も3段階に
  3. 関連性のあるものをセットで販売する

この時、最もオーダー率が高い2つ目を、目指す客単価に設定することが重要です。
この様に、メニューを決める、ということ一つに注目しても、様々な心理戦が働いている様ですね。
お客様の心を掴むメニュー設定をして、上手に利益を出していきましょう。