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トラブルなんてもう嫌だ。強いメンタルを作る発想の転換方法とは?

目次

お客さまへどんなに気配りをしていても、大なり小なり起きる仕事上のトラブルは避けられません。そして、あなたが店長や上司という立場であれば、お店で起きたトラブル対応は必須となってくるでしょう。トラブル対応を考えると憂鬱になってきてしまうことも…。避けられないトラブルを未来に活かせるようになるためには、どのようにすればいいのでしょうか。

マイナス面ばかり目を向けていませんか?

仕事をしていると避けられないのがトラブル。特に、接客業の場合、トラブルが起きることは多いでしょう。
 
トラブルというとマイナスの印象が強く、現状を把握しどのような対応をすべきなのか。また、何が原因でトラブルが起きたのか、原因の把握も必要となってきますし、再発防止にも努めなければいけません。
 
また、一度トラブルが起きると、通常の仕事よりも何倍も時間がかかりますから、プラスに捉えることなど到底できないというのが本音でしょう。
 
内容が大きければ大きいほど、トラブル対応だけではなく、精神的な負担も大きくなります。そのため、トラブルが起きた時点で、「またか…」と憂鬱になったり、休みの日も常に仕事のことが心配になったりすることもあるでしょう。
 
このような状態が続くと、精神的に健康でいるのは難しくなります。

起きていることからの気づきが大事


トラブルが起きたとき、憂鬱になるということは、このできごとをマイナスに捉えていることになります。そこで、精神的に強くなるためにも、トラブルをマイナスからプラスに捉えられるようになることが必要です。
 
そのためには、捉え方を変えるために必要な3つのポイントがあります。
 
1つ目は、起きたトラブルを現実として受け入れるようにしてください。時間は過去に戻りません。起きてしまったことを無かったことにはできませんので、まずは認めて受け入れることが必要です。
 
2つ目は、トラブルの内容を客観的に分析します。頭の中で考えているだけではさまざまな感情がわき上がり、冷静に考えるのは難しいでしょう。客観的にトラブル全体を把握するためにも、紙などに書き出してみてください。
 
3つ目は、トラブルから未来に活かせることは何かを探してみましょう。客観的に捉えられてもそこで終わっては意味がありません。そこから「お店をよくするためには?」という未来に何を活かせるのかを見つけ出し、行動していくことが重要なのです。

メンタル強化も意識しよう

起きたトラブルをなかったことにはできませんので、いかにトラブルから気づきを得て未来に活かせるのかが重要になります。
 
どのようなトラブルが起きても未来に活かせるようになれば、トラブルのたびに憂鬱になるようなことも少なくなってくるでしょう。このように気持ちや発想の転換ができるようになれば、メンタルの強化にもつながります。
 
避けられないトラブルへの対応を身につけ、より良いお店づくりができるようになってください。
参考書籍:佐藤 康弘『美容室「幹部」の教科書』同文舘出版,2017年