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【ホットペッパービューティー分析】サロンボードでここだけは見ておきたい場所は3つ

目次

ホットペッパービューティーに掲載している皆さんの多くが考えていることといえば、
「悪くはないんだけど、もっと集客力をあげたい」なんてところではありませんか?

ホットペッパーの担当者が打ち合わせに来た時にしか見ないサロンボードの「掲載管理ページ」。
「自分でもサロンボードを見れるようになりたい」
「自分で分析してもっと集客力をあげたい」
「サロンボードの見方がイマイチわからない」

そんな方に向けて、本記事ではサロンボード上の溢れる情報の中から
どこを見るべきなのか、重要ポイントを3つお伝えします。

1.見るべきポイント①PV数

PV数とは、ページを見られた数のことをいいます。
ホットペッパービューティー上でズラっと並んでいるサロンページの中からあなたのページが押された回数ともいえますね。



たくさんのサロンが並ぶ中からあなたのサロンが押されるためには、トップの写真とキャッチコピーの中に「行きたい」と思わせられるものがないと、スクロールで飛ばされてしまいます。

サロンボード上では、こちらの部分で確認できます。



赤い折れ線グラフがあなたのサロンのPV数です。同プラン平均値と比べいかがですか?
低ければ改善する必要があります。
では、具体的にどの部分改善すべきでしょうか。

1-1.キャッチコピーで「どんなサロンで」「何ができるか」を伝える

上でもお伝えしたように、ズラっと並んでいるサロンページの中からあなたのページが押されるためにはまずキャッチコピーでユーザーの心をぐっと掴みましょう。
キャッチコピーを作成する上で意識したい点は「どんなサロンで」「何ができるか」この2点です。

例えば「髪にお悩みのある大人女性のためのお悩み解決サロン」というキャッチコピーがあったとします。
「どんなサロン」にあたるのは「大人女性のためのサロン」、「何ができるか」にあたるのが「髪のお悩みを解決」になります。

これだととにかく漠然としています。

「大人女性」「お悩み解決」など、どんなことにも当てはめられて便利なのですが、人によって感覚が違うワードになってしまいます。
一見漠然とさせた方が、入り口が広がるような気がしますが逆にどんな人があなたのサロンに行ったらいいのかがわからず、逆効果です。

先程のキャッチコピーをもっと良くするならば、「髪が細くなってきたと感じている40代女性へ、髪のハリ・コシ取り戻します」などはいかかでしょうか。
こちらの方が、具体的で「どんなサロン」で「何ができるか」が明確ですよね。

1-2.キャッチコピーと合った写真を入れる

トップの写真を見直しましょう。打ち出しやターゲットに合った写真を載せられていますか?
ターゲットは40代女性、打ち出しは髪質改善なのに、トップの写真がオシャレな若いモデルさんだったり、ショートカットのお写真を使用していたりしませんか?

これだと、ユーザーは混乱してしまい結局何のサロンなのかがわからない、自分には若すぎると判断してしまい離脱につながってしまいます。

ターゲットが40代の髪質改善をしたい女性なのであればサラ艶ロングヘアの写真を使うことで、ユーザーもイメージしやすくなるので、意識して写真選びを行うようにしましょう。

2.見るべきポイント②CVR

CVRという言葉はご存知ですか?
CVRとは、ページを見てくれた人がクーポン・メニュー欄に移動した率のことです。


ここが低い場合、サロンの魅力がお客様に伝わっていないといえます。

キャッチコピーとトップの写真を見ていいなと思いページに入ってくれた人に、クーポン・メニュー欄に移動してもらうためには何が必要でしょうか?
ユーザーにサロンの魅力を伝えるために必要なポイントは2点です。

2-1.スタイル写真

スタイル写真と店内写真のクオリティーをあげましょう。

スタイル写真は、ホットペッパービューティーのトップページでの打ち出しと合ったものを載せていますか?
髪質改善を打ち出しているのであれば、以下のようにツヤツヤロングヘアのお写真を載せる必要がありますよね。

(良い例)


(良くない例)
トップページでは髪質改善を打ち出しているのに、スタイル者写真でモデルさんの正面写真ばかり載せていると
髪質改善がしたくてあなたのページに入ってきた人はイメージができず、離脱する可能性が出てきます。

2-2.店内写真

店内写真にもこだわれているかどうかが、"CVR(=ページを見てくれた人がクーポン・メニュー欄に移動した率)"を上げられるかに関わってきます。

みなさん、基本的にオープン当初に撮影した写真を使われていると思いますが
撮り直した際は注意が必要です。

不必要なもの(ワゴンやタオル)が写っていませんか?

スタイル写真にも共通することですが、意外と見落としがちなのが背景。
背景に不必要なものが写っているだけで、せっかくのオシャレな内装が、せっかくの美しいスタイルの魅力が半減してしまうので、気をつけましょう。

2-3.特集の選別と順番

特集の順番も関わってきます。
髪質改善を打ち出しているのに、「ショートカットが得意なサロン」「似合わせカットが得意なサロン」などの特集がトップにきていませんか?

こちらのサロンがまさにそうなってしまっています。
トップページでは髪質改善を打ち出しているのに


特集を見ると、上部にカット系がきていて、肝心のトリートメント系は下部に来てしまっています。


実は、Googleでキーワード検索(「梅田 髪質改善」などのワードで検索)された時に、今ホットペッパー上で選択している特集で選んでいるものがキーワードで引っかかってくるので、本記事の1でお伝えしたPV数改善にも役立つ重要なポイントになります。

例えば「髪質改善」というワードで引っ掛けていきたい場合は、特集も「トリートメント」「うる艶」「ストレート」などを持ってきましょう。

3.見るべきポイント③ACR

最後3つ目はACRです。
ACRとは、あなたのサロンのページを色々見た上で最終予約までした人の割合(=予約完了率)のことです。
サロンボード上でいうと、CVRの下の欄に記載されています。


ここがエリア平均より低いということは、
クーポンまでは見られているのに、そこであなたのサロンを予約するには至らなかったことになります。
予約完了までいかなかった理由は大きく2つあります。

3-1.そもそも予約枠が空いていない

まず考えられる理由1つ目が、そもそも予約枠が少ない場合です。
あなたのページをいろいろ見た上で、「このクーポンで予約しよう!」と決めたユーザーがいざ予約するとなった時に
以下の空き枠状況だといかがでしょうか?

このくらい人気サロンだと、行きたかった日が空いていない確率の方が高いですよね。
となれば、「空いている先の予約を取ろう」となる人ももちろんいますが
いますぐ行きたかった人にとっては「そんな先まで待てない」という状況になるのでACRは下がる傾向にあります。

この場合の主な改善策は

・スタッフを増やす
・比較的空き枠のあるメニューで打ち出す

この2点になるかと思います。

3-2.クーポンが分かりづらい、多すぎる

空き枠はあるのにACRが低いサロンのもっとも大きな理由はこれです。
クーポンが分かりづらいもしくは多すぎてどれを選べば良いのかわからない。

クーポン欄を見ていると、3ページ4ページとたくさんのクーポンを作っているサロンが多いように感じますが、
基本的にお客様は、1ページ目に予約したいクーポンがなければ高い確率で離脱してしまいます。

また、知らないもの・わかりにくいものにお客様はお金を出しません。
美容室側からすると、とっても魅力的なトリートメントやカラー剤でもお客様がその名前と価値を知っているかどうかを考えなければいけません。

※分かりやすいクーポンの作成方法はこちらの記事をご参照ください。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?
ホットペッパービューティーのサロンボードレポートはたくさんの情報があり、
普段は予約状況しか見ていなかった方も多いかもしれません。
ですが、本記事でお伝えした3つ(PV数、CVR、ACR)の項目さえ見方がわかれば大丈夫。
競合店舗と比べて自店舗はどうなのか、数値を上げるための分析材料にしてくださいね。